The owner’s
Thoughts.
土に学び、自然とともに生きるということ
農業は、育てることではなく、
育ちを支えることだと思っています。
自然の中で野菜は、誰に教わらずとも伸びていく力を持っています。
けれど、いまの農業では、それを無理にコントロールしようとしすぎているように感じます。
私は、人の都合よりも、植物や土の声に耳を傾けたい。
その環境が整えば、野菜は自然と元気に育ちます。
農業とは、そうした「見えない力」とつながる仕事。
だからこそ面白く、奥深く、終わりがないのです。
農園主
中村 隆一
Ryuichi Nakamura
神奈川県二宮町で25年以上、無農薬・無肥料の自然栽培を続ける「ぽんぽこファーム」の園主。
微生物と土の力を活かした農法で、約100品目の野菜を育てています。人と自然がつながる場として、農業研修や体得塾も行っています。
なぜ微生物ネットワーク農法なのか
Reason

見えないものこそが、
いのちを動かしていると
実感したからです。
畑を続ける中で気づいたのは、「人が与えたもの」よりも「自然の中にある循環」のほうが、ずっと力強く、正確だということ。
肥料や農薬を使わずに、野菜が育っていく過程を観察するうちに、植物と微生物の見事な連携に感動しました。
微生物ネットワーク農法は、その自然の関係性を壊さずに活かす方法。
効率や収量ではなく、「いのちがどう育ち合っているか」を見ることが、この農法の本質です。
農業を始める方へのメッセージ
Message

畑は特別な場所ではなく、
暮らしの中にある自然そのものです。
家庭菜園でも農業でも、最初の一歩は「土に触れること」。
植物がどう育ちたいと思っているか、土がどんな状態か――
それを感じようとするところから、すべてが始まります。
この農法は、特別な技術がなくても始められます。
自然のしくみを信じて、見守り、手をかけすぎない。
そんな野菜づくりが、暮らしも心も豊かにしてくれます。
たったひとつの畑からでも、未来は変わっていく。
そう信じて、いまもこの土の上に立っています。












